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冬の過ごし方・・・暖かな生活

2012/1/12 

冬景色冬至を過ぎてから陽が少しずつ濃くなる春先までのこの時期、寒さはひとしおです。温暖化で暖冬傾向といわれながらも、やはり年齢とともに寒さはこたえます。
そんな季節を上手に乗り切るためのアイディアをいくつかご紹介しましょう。

着ぶくれしなくても・・・ぬくぬく防寒スタイル

寒くなると、ついつい枚数を重ねて厚着になりがち。
着ぶくれはイヤだけれど、着ぶくれないと「暖かくない気がする」のは、多分に見た目であって、痩せている人と太っている人が同じように寒くて震えている場合、痩せている人のほうが寒そうに見えるのと同じようなもの。

最近では「暖かさ」は衣類の厚さよりも、その素材によってずいぶん変わってきています。
ふた昔前までは、暖かい素材は何といってもウールやダウン。そしてひと昔前になるとフリース。そして今は「発熱繊維」と呼ばれる新しい素材です。
ウールやダウン、フリースは主にアウター(上着)に使用されるのに対し、「発熱繊維」はインナー(下着)に使われる保温素材です。

寒さの原因のひとつは、厚着して汗をかく → 汗が体を冷やす、という悪循環によるものでした。ところが最近特に人気の「吸湿発熱繊維」は、水分(汗)を保温に転じるという優れものです。
下着はやっぱり天然素材の綿が一番、という考えをいったん忘れて科学の力を試してみましょう。快適さに驚きます。

もうひとつの衣類による保温のポイントは、昔からよく言われるように「首」部分を暖めることです。首まわり(ネックウォ-マー)、足首(レッグウォーマー)は特に効果的。あんなもの、若者の見てくれだけの防寒アイテム、と思わずにだまされたと思って使ってみましょう!
暖かな生活
ジャンパーを1枚はおる前に・・・
①下着を発熱繊維のものに変える
②首と足首を暖めるものをつける

それでも、という場合は
③肩甲骨(けんこうこつ)の間にホッカイロをひとつ貼り付ける
を実践してみましょう。

薄着で活動しやすく、着ぶくれしなくても十分な暖かさを実感できるでしょう。

体の芯まで暖かくなる「輻射熱(ふくしゃねつ)」暖房

今よりずっと原始的な暖房方法、つまり暖房といえば焚火や囲炉裏、薪ストーブなどしかなかった時代に思いをはせると、当時は寒くて気の毒だったなあ、と思うかもしれません。
薪ストーブ
たしかに、相対的な寒さは今よりずっと厳しく、不便な生活を送っていたのは確かです。昔の人の忍耐強さには敬服するばかりですが、彼らの唯一の熱源=「火」を使うは、典型的な輻射熱(ふくしゃねつ)で、その恩恵は気密住宅に住みエアコンに頼る今の私たちよりもずっと「暖かさ」をじかに感じることができたことでしょう。

輻射熱は、遠赤外線で「直接」モノ(や人)に熱を与えます
エアコンや石油ファンヒーターは暖かい「空気」を送っているだけであって人を暖めているわけではありません。その証拠に換気をすると暖かかったはずの部屋はいっきに冷えてしまいます。つまり暖かい風にあたっているから暖かく感じるだけなのです。

いっぽう遠赤外線は人体はもちろん室内のカベや天井、家具にも吸収されます。暖かいのは「空気」だけではなく遠赤外線を受けた「モノや人」なのです。早い話が太陽の光と同じで、それゆえ輻射熱が「日向ぼっこの暖かさ」といわれるゆえんです。

暖房を考える上では、この輻射熱=遠赤外線がキーポイントです。
手っ取り早く石油ファンヒーターに手を出してしまいがちですが、実際は赤々と静かに燃える石油ストーブのほうがずっと暖かいのです。薪ストーブはいわずもがなですが、設置や燃料となる薪の確保、メンテナンスが結構大変ですね。

火の元や灯油の扱いが心配というシニアにはとっては省エネ設計の遠赤外線ヒーターがおすすめです。温風や乾燥、ニオイに悩まされることも少なく快適です。
これから家をリフォームするという場合には床暖もひとつの手でしょう。

エアコンやファンヒーターで暖房しているのにちっとも暖かくないという場合は天井と床の温度差のせいで足元が冷えているはずですから、輻射熱の暖房器具にするとかなり解消されるでしょう。

ホッとひといき、サッとできる冬の簡単レシピ

冬のキッチンの寒さはつらいものです。できれば長く立っていたくない。サッと作ってぱっと食べることができる温かいものがいちばん。
夏には遠慮したいけれど冬の朝食にぴったりの一品をご紹介します。

「かんたん中華粥」
暖かな生活|お粥

材料も計量も「だいたい」でOK!
①お湯に市販の鶏がらスープを煮立てます。
②沸騰したら鶏肉(茶碗蒸し用などの一口大に切ってあるもの)を入れます
③鶏肉の色が変わったらご飯を入れて、好みのやわらかさになるまで煮ます
④仕上げにゴマ油を少し加え、刻みネギをかけてできあがり

鍋底のおこげもおいしい!白菜やかぶの漬物があれば、言うことありませんね。

暖かくなる方法を発見するのは意外に楽しいものです。
そうこうするうちに、春の足音が聞こえてくるでしょう。
お餅

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