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世相を斬る!(35)行過ぎた政府の省エネ要請

2012/6/15  臥龍 さん

オピニオン|世相を斬る
各地で梅雨入り宣言が聞かれ、うっとうしい季節に入りました。
政府は早手回しに、国民に対する夏の省エネ要請を行っています。
特に今夏の場合、原子力発電所の運転停止が広がり、関西電力の管内では、計画停電の可能性もあるということです。

それに危機感を抱いたのでしょうか、今回の政府の省エネ要請には、少し行き過ぎの感があり、違和感を覚えます。
というのも、節電対策として、メーカーや販売店に対し、白熱電球の販売を自粛し、発光ダイオード(LED)などに切り替えるよう要請したという点です。
一般の家庭では、まだまだ白熱電球を使っているところも多く、いきなりLEDへの切り替えを求めるという姿勢はいかがなものでしょうか。

家庭の電気消費量では、電気冷蔵庫に次いで、照明器具の消費量が多く、エアコンを上回っているといわれます。
夏場の電力需要急増期には、エアコンとともに、照明器具の使用量を抑えてほしいという気持ちは分かります。
その中でも、白熱電球は、LEDに比べて6倍もの電気消費量ということです。

しかし、そうした点については、国民は十分に知識があると思われます。
人によっては「政府の要請は余計なお世話」と感ずる人も多いのではないでしょうか。
家電量販店に行けば、白熱電球や蛍光灯に代わって、LEDがところ狭しと積み上げられています。
問題は価格差です。LEDと白熱電球とでは、価格はなお十倍以上も差があるのが現状です。販売店自身も、「白熱電球の需要はいぜん根強く、店頭からなくしてしまうのは現実にはできない」としています。

国民が、省エネを実行しているのは、電力会社の電力が不足しているから、というより、家計を少しでも切り詰めたいという思いが強いからに他なりません。
LEDなど、電力消費量の少ない家電製品は、買い替え時には、一人ひとりが十分検討するはずです。
あえて、どの製品がよいなど、政府に言われなくても・・・、という思いは筆者だけでしょうか。

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