シニアの声(25)スマホの普及を考える
2013/3/29 かざぐるま さん
先日、近所で、携帯電話をしながら走行していた自転車が、車と接触して転倒する事故がありました。
幸い、大事には至りませんでしたが、通りすがりの人たちは一様にヒヤリとさせられました。
自転車だけでなく、車でも携帯電話をしながら運転している姿をよく見かけます。
運転中の携帯使用は明らかに違反ですが、最近は、そんな規則もどこ吹く風といった状況です。携帯電話は最近、スマートフォンとなり、普及に拍車がかかっています。
若い人たちだけでなく、シニア層でも、所かまわずスマホに釘付けの姿が目立ちます。
そのスマホの普及、通信費も相当な負担になるのではと思いきや、案の定、先だって新聞が、「通信費が小遣いを上回り、家計を圧迫」という話題を報じていました。総務省の家計調査によると、2012年の世帯平均の小遣い、いわゆる配偶者や、子どもが自由に使えるお金は、平均月額1万6000円。
10年前に比べると約4割も減少しています。
税金や社会保険料などの家計の「固定費」が増えたことが要因ですが、見逃せないのが、通信費です。
通信費は、携帯のほかに固定電話使用料、インターネット接続料などがあり、月額合計額は全国平均で1万3000円弱です。
このうち携帯は約8200円。固定電話やインターネットは年々減少、ないし横ばいなのに対し、携帯料金は増加の一途です。
2013年には、通信費が小遣いの額を上回ると予測されています。
ちなみに65歳~69歳のシニア層でも、通信費は合計で1万円近くになっています。通信費の割合の増加は、家計消費の圧迫要因です。
アベノミックスで、国内景気は上向きに転ずるとみられているものの、現在のところ、いぜん企業、産業への恩恵にとどまっています。
景気の上昇が実感できるのは、サラリーマンの収入が増え、個人消費にゆとりが出てくることが大事です。通信費は、暮らしに不可欠ですが、果たして携帯やスマホを家族みんなが持つ必要性はあるでしょうか。
退職したシニアには、毎日連絡を取り合う人たちがそんなにいるとも思えません。
携帯、スマホが本当に必要かどうか、改めて見直すことも大事ではないでしょうか。シニアの声
シニア向け特集記事
<お金や暮らしに関する特集>
老後の計画
(1)お金 (2)個人年金保険 (3)医療保険 (4)確定申告 (5)住宅ローン (6)老人ホーム定年後の生活費、どれくらい必要? / 退職時の貯蓄、どれくらい必要? /
年金生活・・・老後のお金について考える定年後
エンジョイライフ / 貯金半減 / 月20万で楽々 / 無収入・一人暮らし /
健康オタク / 熟年離婚 / 熟年結婚 / 教育費貧乏シニアの群像
(3)田舎暮らし (4)海外暮らし (5)野菜づくり (6)写真展<働くことや仕事に関する特集>
元気で働く
64歳男性、看護 / 63歳女性、保育補助 / 58歳女性、クリーニング&パン定年後
まだ働いています / 仕事がしたい / 60歳からの働く /
会社に残れたものの / 早期退職か居座りか / 失業しています定年後も働こう|定年後の独立開業 / シニア夫婦が自宅でしている仕事
シニアの群像
(1)異業種交流 (2)職探し (7)独立開業
定年生活ではLINEのお友達を募集しています☆以下のQRコードからお友達登録をしていただきますと、LINEだけでのお役立ち情報をお届けします。
定年生活.com トップ» 学ぶ » シニアの声(25)スマホの普及を考える