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シニアの声(31)あきれた橋下氏の発言

2013/5/17  かざぐるま さん

定年後の生活
「慰安婦制度は必要だった」という橋下徹・日本維新の会共同代表(大阪市長)の発言が物議をかもしています。
橋下氏自身は、後で「発言は不適切だった」としているものの、撤回する意思はないようです。
発言の発端は、先ごろ沖縄県の米軍普天間基地を訪問した際、司令官に「もっと風俗業を活用してほしい」と進言したことです。
恐らく、基地における米兵の暴行事件が後を絶たないことが念頭にあったと思われます。
それに対して司令官は苦笑いして「そういうことは禁止している。その話はやめよう」と述べたそうです。

記事を読んで、橋下氏の発言にあきれるとともに、実に恥ずかしい思いをしました。
橋下氏の発言は、その後、記者会見などで、従軍慰安婦問題への言及に発展、「戦争のためには、女性の性を利用することは当たり前」という趣旨の発言に及んでは、何をかいわんやという感じです。

橋下氏は、大阪府、市の行政改革に大いに手腕を発揮し、一定の成果をあげてきたことは事実です。
その成果を踏まえて日本維新の会を立ち上げ、国政に影響力を及ぼすほどになっています。
今回の一連の発言には「橋下氏が自分の政治力を過信した結果」という見方もあります。
そうした面も否定しませんが、一連の発言は、端無くも橋下氏の精神構造の問題を浮き彫りにした印象を受けます。

米軍の司令官が、氏の発言を苦々しく思ったのは、橋下氏はもちろん、日本人の精神構造に、米国民あるいは、国際社会におけるコモンセンスとは異質なものを感じたためではないか、と思われます。

戦前の日本、旧日本軍はもちろん、つい最近の日本社会でも、買春をはじめとする女性への性差別に、不感症の人たちが多いような気がします。
私たちは、憲法で「国際社会で名誉ある地位を占めたいと思う」と決意し、平和、貧困、そして人権の問題に、真剣に取り組んできたはずです。
とくに戦後の復興を担ったシニア世代がその牽引車となりました。

橋下氏の発言は、そうした日本社会の努力にもかかわらず、依然として旧時代の精神構造を引きずり、それも公言してはばからない、時代錯誤的な思想の持ち主である、という感じがして、情けない思いを禁じ得ません。

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